


負け将棋から学ぶ将棋成長記録



最近はゴキゲン中飛車対策として超速を勉強しているが、実戦で指せた将棋を振り返る
もちろん負け将棋だ
42手目に後手が△3三桂とぶつけてきた局面
交換になるのは味気ないかなと▲5三銀から無理やり攻めをつなげようとしたが、これが悪手だった(形勢的にはまだ互角の範疇ではあるが)
ここは▲3三桂成と取り、△同銀、△同角、△同金とどれもあるが、それぞれの展開について検討していきたい(棋譜の中に変化が入ってるのでそれをご参照ください)
まずは△同銀
これには▲3九飛から3筋を狙いに行く
実戦では可能性が低い手かもしれないが、△8四歩の場合(ソフトは候補手に上げていた)は、▲3五歩から仕掛けていく△同歩には▲同飛として、▲5五飛のぶつけを狙う
駒の損得こそないが、駒の効率の差があり先手が有利だ
飛車交換した後は、銀を繰り出していき後手玉に迫っていく
次に△同角
▲6八金は実戦だと指しにくい手だが、一回自陣に手を入れておくのがよいようだ
▲3五歩△同歩に▲3四歩と角をどかしたあと、▲5六桂と設置し、銀が引けば、▲3三銀と放り込む手が厳しい
なので銀は引かずに、△5四桂などが考えられるが、銀を取り、角を出て、▲4六歩と戻した局面は、▲6二銀の狙いもあり、先手有利だ
最後に△同金
これにも▲5六桂と打って銀をどかせ、▲3五歩△同歩を入れたあと、▲4五銀と上がり、▲3四歩と打つ手を見せる
もし▲3四歩が実現して、△3二金と引いたら、もちろん▲3三銀と放り込む



横歩取り後手番は角交換後の△3三角戦法を用いているが、先手が角を合わせて、▲7五角と反発してきたときの対応について
本譜は28手目△3三歩と打ったが、これが無難なようで△5三桂~△4一飛の筋が受かっておらず悪手であった
ここで形勢を損ね惨敗に終わってしまった
ここは△4四馬と引く
▲同飛が気になるが△同歩▲5三桂不成△5二銀打と進めば一旦受かった格好
棋譜ファイルはその後の手順まで載せているが、まだまだこれからの将棋だ
では△4四馬に対して▲5三桂不成はどうか
こわいが△3四馬と飛車をはずす
▲4一飛と打ってくるが、△3三に抜け出すルートができている
棋譜ファイルはその後の手順まで載せているが、こちらもまだまだこれからの将棋だ
本日は△4四馬という手を覚えました
お相手(先手)が三間飛車から四間飛車に振り直し、こちら(後手)が右四間エルモの将棋より
仕掛けの局面は互角だったが、40手目角交換の前に桂馬を跳ねる手が成立した
相手から角交換をする流れになるが、5七の銀が桂馬に当たっているため、先手は銀を逃がす必要がある

▲4六銀の場合は、△7三角と設置する
これが相手の玉を睨みつつ、角切りからの桂成の狙いもあるためなかなか厳しい(評価値的には互角ではあるが)
一例として▲3五歩と桂頭攻めをしてきた場合は、△4五桂▲同銀△同銀と進み、先手は4五の銀を桂馬で取ることができない
後手としては十分な展開だろう

では▲6六銀と逃げた場合はどうか
今度は△1三角と設置する
▲5八飛は△7九角成
▲7八飛は△7七桂成~△6九飛成
▲6九歩は△6八角成~△7九飛
と相手陣に大駒が入れるため後手十分である
終盤お互いに時間が無くなり奇跡的に勝ったが、仕掛けのところは覚えておきたい変化だった
本譜は将棋ウォーズにて四段の方との一戦から
新型の角換わりの将棋
お相手が△6三金としてきた
桂頭をケアしてどうしかけていいのかわからず、駒組みを進めたが、ここでいきなり▲4五桂という手があった
この▲4五桂に対して△2二銀と引くと▲5三桂成から桂馬を取り返せる変化に進む
なので△4四銀となり、まだまだこれからの将棋だが、銀を縛り付けられてまずまずだ
桂馬をタダで取られない形で跳ねられるときは跳ねておきたい

本譜は相手から仕掛けられて、桂馬を跳ねられた局面
桂馬を取りに行こうと▲6八銀と引いたが、ここは△6六歩という手があるので、すなおに▲6六銀と上がっておくべきだった

この局面
本譜は▲6五角と角と銀桂の二枚替えでまずまずかなと考えていたが、冷静に考えると、▲6五銀で取っておけば、もし△同銀なら▲同角と角を残せてお得だった

この局面
第一感は▲7六銀を考えたが、△7四飛と走られる変化を気にして、▲7二銀と指してしまった
食いちぎられて以下敗勢となった
ここはやはり▲7六銀で△7四飛と走られたら、▲6五金があった
以前、先生に教わってた時に、私は二手の読みで打ち切りがちなので、三手読むようにと指摘されていたのを思い出した


本日の対局より
こちらの右四間飛車に対して、お相手が菊水矢倉で対抗した将棋
お相手が角を転換して使ってきた
その角をめがけて金銀を押し上げていき、駒得したところまではこちらの思い通り
評価値的にも有利だった
しかし、その後がよくない
正確に指せば受け切りや入玉を狙えた局面で悪手を重ねた
評価値グラフが笑ってしまう状況に

受けの手を局面だけ振り返っていく
時間の短い将棋だが、正確に指せるようになりたいものだ



矢印が最善手
玉の早逃げは常に意識しておきたい
特に今回は上部に大駒があるので入玉も狙える局面だった
金銀の外し方も冷静に
変化は入れてないが棋譜を上げておく


対角換わり右玉の将棋より
こちらは地下鉄飛車の構想だったが、99に飛車をまわる前に▲45歩とついて銀を引かせておきたかった
そうすれば角道も止まり本譜のように右辺を攻められることがなかった

本譜は、端は詰めたが、馬を作られてしまった局面
ここでも▲45歩が成立した
後手は銀を引きたいところだが、▲29飛で馬が詰むので、△同銀と取るよりない
▲同桂△同馬▲46歩△54馬と進めば、馬を作られたものの駒得しており、先手十分だった
本譜はその手を逃し、△36歩から駒をボロボロ取られ苦しい展開になってしまった
しかし一瞬のチャンスが
この局面、長手順ではあるが、後手玉は詰んでいた

初手は▲65桂から
腕に覚えがある方は考えてみて欲しい